YUIの投資メモ帳

投資メモ

銀行の歴史

銀行は、およそ5000年前に古代メソポタミアで始まったとされています。当時、商人たちは財貨を持ち運びするのが不便だったため、商人が預けた財貨を預かり、貨幣の貸し借りを行う人々が現れました。これが、銀行の始まりです。

その後、古代ローマでも銀行業が行われ、また、中世ヨーロッパでも金融業が発展しました。中世の銀行は、信用取引が中心であり、預金を受け入れ、貸し出しを行い、手形交換所としての機能も持っていました。

17世紀から18世紀にかけて、イギリスの銀行業は発展を遂げ、イギリス国内外で取引が行われるようになりました。また、19世紀には、アメリカ合衆国でも銀行業が発展し、地方銀行中央銀行が誕生しました。

20世紀に入ると、金融業界はますます発展し、国際金融市場が形成されました。また、金融商品の多様化も進み、株式、債券、ファンドなどが生まれました。

現代の銀行は、預金や貸付け、決済サービス、投資商品の提供、外国為替など、様々な金融サービスを提供しています。また、中央銀行が各国に設立され、通貨発行や金融政策の遂行など、国家の財政・金融政策にも深く関わる存在となっています。

 

そして日本の銀行の歴史はというと。

 

日本の銀行の歴史は、江戸時代には既に存在していました。江戸時代には、金融取引を行う「町人銀行」と呼ばれる組織があり、預金や貸付けなどの金融サービスを提供していました。

明治時代に入ると、西洋式の銀行制度が日本に導入され、日本銀行が設立されました。日本銀行は、日本の中央銀行として、通貨の発行や金融政策の実施を行い、日本の経済発展に大きく貢献しました。

また、明治時代には、外国資本の導入や新しい産業の発展によって、日本の銀行業も発展しました。明治期には、横浜正金銀行三菱銀行三井銀行などが設立され、日本の近代銀行業の基盤が整えられました。

戦後には、日本の銀行業界は大きく変化しました。1948年には、GHQ連合国軍総司令部)によって、日本の銀行業界に関する法令が制定され、銀行の合併や統廃合が進みました。また、日本の高度経済成長に伴い、銀行業界も急速に発展し、現代の日本の銀行業界が形成されました。